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壁式構造は木材の使用量が多いため2×4インチサイズの木材を大量生産する事でコストを削減する工法が生み出されたのである。
このサイズの木材であれば、樹木が細くても採ることができるため、さらにコストが削減できるわけだ。
ツーバイフォー=壁式構造と思われがちだが、正確に言うと壁式構造の中でも2×4インチの角材を使って建築されるものが「ツーバイフォー」だ。
壁式構造の住宅は、ツーバイシックス(2×6)、フォーバイエイト(4×8)の木材で建設されることがあるし、ログハウス(丸太小屋)も壁式構造の1つだ。
なお、ツーバイシックスやフォーバイエイトは、ツーバイフォーよりもグレードの高いつくりとされている。
壁式構造の長所は、水平加重を壁全体で受け止めるため、地震に対して強く、柱のない大空間をつくりやすいこと。
そして、すきま風が入らず、気密性・断熱性が高くなること。
ただし、海外から部材を輸入して日本で組み立てる「輸入住宅」の中には、安さ優先で造りがいい加減というものがあり、その場合はすきま風だらけ、ということもある。
私の見た最悪の輸入住宅では、ドアの上下はもちろん横にも隙間があった。
なぜ、横に隙間があるのか調べたら、ドアが反り返っていたのである。
建売住宅には、輸入住宅を用いるケースがあり、その中には、このようなとんでもない代物が混ざっているケースがあるので、注意すべきだ。
粗悪なツーバイフォーはもちろん、すべてのツーバイフォー住宅の短所となるのが、間取りの変更がしにくいこと。
壁全体で建物を支えているから、その壁をはずしたり、壁に穴をあけてドアを設けたりすると、建物の強度が損なわれてしまう危険性があるからだ。
イメージよりも実を取るなら軽量鉄骨住宅軽量鉄骨とは、鉄骨で建物の骨組みをつくり、パネルを取り付けて屋根や壁、床とする。
重量鉄骨よりも薄い鉄骨を用い、鉄骨を溶接ではなく、ボルト留めされるのが、軽量鉄骨の特徴。
パネルにはセラミックやALCと呼ばれる軽量気泡コンクリートなどが用いられ、工場で生産されたパネルを現場で組み立てる。
軽量鉄骨で造られた家は、木で造った家よりも耐久性や耐火性、耐震性にすぐれる印象がある。
先の阪神・淡路大震災の際には、焼け野原になった被災地に軽量鉄骨の住宅が残っている写真が報道され、軽量鉄骨造の強さがアピールされた。
しかし、本当のことをいうと軽量鉄骨が特に地震に強いわけではない。
鉄骨を用いていることから、軽量鉄骨が地震に強い印象があるし、木造の場合、柱と梁で建物を支える在来工法より壁と床(天井)全体で建物を支えるツーバイフォー工法のほうが地震に強いと思われがち。
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